皆さんこんにちはルリアゲハです。
ヨーロッパ人がやって来る前、南北アメリカ大陸にはたくさんの文明がありましたよね。 あなたは
「この文明はどこで起こったっけ?」
「どんな文明があったっけ」
「インカ帝国やアステカ文明はそれぞれどんな文明だったっけ」
などと思っていませんか。今、私のことを言っているなと思った方も大丈夫です。
この記事を読めば
- 南北アメリカ文明にはどんな文明があったか
- 南北アメリカ文明とユーラシア大陸の文明との違い
- それぞれの文明の場所と成立した時代、特徴
- 南北アメリカ文明の滅亡
について理解できます。
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南北アメリカ文明
南北アメリカ大陸にはたくさんの文明がありました。文明があったのは前1200年頃から15世紀です。
文明ができた地域で分けると
- メソアメリカ
- アンデス山脈周辺
となります。
メソアメリカは北アメリカ大陸の南のほうで、南アメリカ大陸と繋がっていますね。
もう一方のアンデス山脈周辺は南アメリカ大陸の太平洋に面した方です。
メソアメリカには主に
- オルメカ文明
- マヤ文明
- ティオティワカン文明
- アステカ文明
がありました。
また、アンデス山脈周辺にあった文明で有名なのは、インカ帝国です。
特徴
南北アメリカ文明全体の特徴を挙げると
- 青銅器文明(鉄器はなかった)
- 農耕をしていた
- 大型動物牛や馬はなし
- 高度な石造建築
- 車輪なし
です。
南北アメリカ文明はまだまだ謎が多い文明です。例えば、高度な石造建築を作るための石はどうやって運んだのかなどです。
重いものを運ぼうと思ったとします。そうすると、荷物は車輪の上に載せて牛や馬に引かせますよね。しかし、車輪はありませんでした。本当にどうやって運んだのでしょうか。
メソアメリカ文明
現在の中米あたりでできたメソアメリカ文明。今回はその中の
- オルメカ文明
- マヤ文明
- テオティワカン文明
- アステカ王国
の四つの文明を紹介します。
オルメカ文明
オルメカ文明は前1200年ごろに、メキシコ湾岸でできました。
この記事で紹介する文明の中で一番古い文明です。なので後の文明にも影響を与えます。
オルメカ文明で有名なのは巨大人頭像ですね。巨大人頭像というのは名前の通り、人の頭の形をした像です。
マヤ文明
次のマヤ文明は前1000年から16世紀まで続く文明です。かなり長く続いていますね。どこで栄えたのかというとユカタン半島です。
「は?ユカタン半島ってどこだよ」
という方はこの地図をご覧ください。
マヤ文明では絵文字という文字やマヤ暦という暦法がありました。
ピラミッド状の神殿も有名ですね。
他には二十進法という数の数え方を使用します。
二十進法は20になると桁が繰り上がる数の数え方です。現在私たちの使う十進法は10になると一つ上の桁になりますよね。二十進法はそんな感じのものです。
テオティワカン文明
テオティワカン文明はメキシコ高原に前1世紀に栄えます。メキシコ高原はここです。
宗教・商業都市として繁栄しました。
アステカ王国
アステカ王国は、テオティワカン文明のあったテオティワカンを首都として発展します。
地図でいうと点だった文明が面状になりましたね。文明の特徴は絵文字やピラミッド型の神殿があったことです。
しかし、1521年にヨーロッパから来たコルテスにによって滅亡してしまいます。
アンデス文明
南米のアンデス山脈周辺には前2千年紀から農耕文化ができました。
やがて農耕文化が発展し、多くの都市文明になっていきます。その中でここで紹介するのはインカ帝国です。
インカ帝国
インカ帝国は15世紀半ばにできた比較的新しい文明です。文明の範囲は現在のコロンビア南部からチリと広大ですね。
インカ帝国はペルーのクスコが首都でした。なので人々は標高2000m以上の高地で生活していたと言えます。有名な遺跡マチュ=ピチュも標高2430mにありますね。
インカ帝国ではキープで数を記録しました。キープというのは紐の結び目の形や色で数を表して記録するものです。
文字はなかったので、まだまだインカ帝国の全貌は明らかになっていません。
そしてインカ帝国は1533年にヨーロッパからやってきたピサロによって滅亡してしまいます。ピサロは、大航海時代の征服者(コンキスタドール)ですよ。さっき紹介したアステカ王国をほコルテスと同じですね。
大航海時代をおさらいしたい人は
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まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は南北アメリカ文明について解説しました。
今回の内容をまとめると
南北アメリカ文明は
- どの文明がどこにあった
- それぞれの文明の特徴
は押さえておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。