皆さんこんにちはルリアゲハです。
突然ですが、あなたは学校で習う歴史(日本史や世界史)が好きですか?
もしかすると、
という人もいるかもしれません。
しかし、学校で歴史を学ぶ意味をわざわざ知りたいということは
と悩んでいることでしょう。
確かに何のためかよくわからないことに貴重な時間を使いたくないですよね。
今回はそんな人に向けてなぜ歴史を学ぶのかを解説していきます。
こんな方におすすめ
- 歴史は暗記ばかりでつまらないと思っている人
- 過去のことを学んでも意味がないと思っていつ人
- 日本史や世界史が苦手で、成績を上げたい人
- 勉強のモチベーションを上げたい人
- 将来何がしたいかわからない人
詳しいプロフィール
【プロフィール】自分を変える勇気を情報発信で高校生に与える高校生ブロガー
目次
そもそもなぜ歴史を学ぶ必要があるのか?
歴史を学ぶ理由を一言で言うと○○
そもそもなぜ歴史なんてものを学校で習うのでしょうか?
別に過去に起こったことなんて学ばなくても生きていけますよね。
歴史を学ぶ理由を一言で言うなら
歴史とは良くも悪くも人々に多大な影響を与え続けているものだから
です。
例えば、今あなたが使っているパソコンやスマホにも歴史というものは存在しますよね。
もし世界の歴史が少し違っていたら、それらは今なかったかもしれません。
パソコンやスマホのように目に見えるものじゃなくても、同じですよ。目に見えないものの例を上げると、それぞれの国の文化や常識などです。これらは私達の行動に大きな影響を与えていますよね。
このように、私達は知らないうちに歴史の影響を受け続けていますよ。
だからこそ、歴史の与える影響が具体的にどんなものか知るべきです。
自分がよく知らないものによって無意識のうちにコントロールされるのはなんか嫌ですよね。
歴史を学ぶことで、あなたの人生の自由度を上げ、難易度を下げられますよ。
歴史は間接的に大きな影響を与える
先ほど、歴史は目に見えるものにも、見えないものにも影響を与えると述べました。
ここで、もう少し目に見えないものと歴史について掘り下げていきましょう。
一体どういうことなのでしょうか?
それを明らかにするためにあなたに一つ質問です。
Q この世界で最も多くの人を動かせるものは何でしょうか?
かなり哲学的な問いですよね。だからこそ、答えが無限にあり価値のあることと言えます。
思想というのは平たく言えば、考えや意見のことですね。
思想というのは哲学のような難しそうなものばかりではありません。
- 常識
- 文化
- ものの捉え方
- 善悪の判断基準
- ルールや法
- 人の信条や信念
- マナー
といったものも思想の一種です。
結構身近で、私達が無意識のうちに影響されてそうなものもありますね。
と思ったかもしれません。
しかし、思想というものは侮れないですよ。
なにせ思想は以下のような優れた点があるのですから。
思想の優れた点
- 保管するのにスペースを取らない
- どこにでも持ち運べる
- 人生に意味を与えられる
- 無限にコピーして広められる
これだけを見せられても、なんだかよくわからないと思ったことでしょう。
一つ目と二つ目は、思想は物理的なものでないから一旦覚えてしまえば、物理的な制約(保管や輸送するコスト)はなくなるということです。
つまり、思想は所有したりするのに場所を取らないということですよ。
三つ目の人生に意味を与えられるというのは一体どういうことなのでしょうか?
人生の意味というのは生きる理由といったもののことです。
生きる理由というのはただ死を待つだけの人生に彩りを与えてくれるものとも言えます。
超超超突き詰めてみると、人生とは生まれてから死ぬまでの長いようで短い時間に過ぎないのです。
だから、別に生きる理由なんて考えずに衣食住を確保してなんとなく生きるっていう選択肢もありますよね。
しかし、衣食住を確保する以上のこと―つまり、
生きる理由
- 「趣味を楽しむため」
- 「大切な人と楽しい時間を過ごすため」
- 「より豊かな暮らしをするため」
- 「他者貢献をするため」
などの生きる理由を多くの人は持っているでしょう。
それらの生きる理由を与えてくれるのは思想です。
最後の4つ目の無限にコピーして広められるというのは、
様々なメディアで思想を発信して多くの人々に広められるということですよ。
今の時代は情報化社会と言われるようにたくさんの情報が行き交っています。
例えば、情報を発信するメディアにも
- テレビ
- 新聞
- 雑誌や本
- Webサイト
- SNS
- YouTube
など様々なものがありますね。
最近では中学生や高校生でも気軽に情報発信できるメディアも増えてきています。
そういった場所で思想は無限に人々に広められますよ。
しかも、人に広めても、自分の中にある思想は無くなりません。
歴史は常識を生み出す
少し長くなりましたが、歴史についての話に戻りましょう。
歴史というのはそんな力を持った思想を生み出す大きな要因の一つです。
例えば、常識というのがそうですよね。
それぞれのコミュニティの常識は、コミュニティ自体やコミュニティを構成する人々が歩んできた歴史から生まれます。
と思ったかもしれません。
もっと具体的な例でいうと、日本とアメリカのコミュニケーションに関する常識です。
コミュニケーションの常識というのは
日本では「あれこれ説明しなくても分かるよね」
アメリカでは「ちゃんと説明しないとわからないよね」
という感じですね。
これらの違いには国が成立した歴史的な背景が一つの要因となっていますよ。
日本は単一の民族が大半を占める島国なので、言わなくても分かるよねでも十分伝わります。
むしろ言わなくても通じ合えるという仲間意識だって生まれます。
一方アメリカというのはいろいろな民族が集まって生まれた国です。
当然それぞれの民族の常識や価値観というのは全く違いますよね。
だから、日本のように「言わなくても分かる」という前提で話をするとうまくいきません。
そういうこともあって、相手にしてほしいことやしてほしくないことはちゃんと伝えることが大事という風になったのです。
このように、歴史というのは人々の人生や生き方に影響を与える思想を生み出す元となっているのです。
ということは、歴史を学ぶことを軽視するというのは自らの生き方に影響を及ぼす思想を軽視するということですよ。
これはまずいですよね。
なぜなら、現実を正しく見ることを放棄するということですから。
確かに今残っている歴史というのは全てが実際に起ったことではないかもしれません。
誰かが何らかの意図を持って書き換えていることもありえます。
それでも歴史というのは多くの人々を間接的に動かすものなのです。
という人こそ、
世界を正しく見るために歴史を学ぶべきですよ。
歴史を学ぶ具体的なメリット
ここまではなぜ歴史を学ぶのかを解説しました。
しかし、かなり抽象的だったかもしれません。
と思った人もきっといるでしょう。
そこで、ここからは歴史を学ぶメリットを3つ具体的に解説しますね。
具体例1違った視点で物事を見れる
一つ目は違った視点で物事を見るのに役立つということです。
よく「客観的に物事を捉えなさい」とか聞きますよね。
なんでそんな事が言われるかというと、客観的に捉えられる論理や数字というのは誰もが納得できるものだからです。
例えば、ここに1体3万円のフィギュアがあったとします。
このフィギュアは誰が見ても1体3万円ですよね。(もちろんそれを高いと考えるかどうかはその人次第ですが)
このように、客観的な考えは誰にとっても同じだからこそ、良いとされているのです。
主観を生み出すのはその人のもっている経験や知識です。
どれぐらい多面的に物事を捉えられるかは持っている知識・経験の量に比例します。
つまり、様々な知識・経験を持っている人の方が様々な視点で物事を見られるということですよ。
たとえば、旅行で、有名な絵画や建築物を見た時、作品が作られた経緯や歴史的な背景を知って見るのと、知らずに見るのとでは見えるものが全く違います。
特に何も知らずに見ると、
という感じです。
しかし、作品が作られた時代背景、作家についてなどを知っていると
という風に全く違った風に捉えられます。
全く同じものを見ているはずのなのに、全く違うように見えるというのはとても不思議ですよね。
しかし、このような摩訶不思議な現象を起こすのが人の経験、知識なのです。
他の例として、様々な社会問題がありますよ。
環境問題や気候変動、貧富の格差、様々な不平等など色々世界には問題が山積みですよね。
これらの問題は超がつくほど複雑です。しかも、明確な答えなんてありません。
ニュースなどを見ると、これらの社会問題の深刻さなどが取り上げられていますよね。
それもあって、
という人もいるでしょう。
複雑な社会問題を解決しようと思うと、気持ちだけではなく多角的な視点や冷静な判断力が必要です。
逆にそれらが解決に必要なかったら、今社会問題になっていません。
ただ、日常でなかなか知識や経験を一気に蓄積するのは難しいですよね。
それこそ、知識や経験というのは一生をかけて蓄えていくものといえるでしょう。
それに比べて比較的短期間で身につける方法というのが歴史を本気で学ぶということです。
「だから歴史なんて一生懸命に学んでも意味ない」と言いたいのではなくむしろ逆です。
学んだ知識を完全に身につけるには時間がかかるからこそ、若いうちから学んだほうが良いですよ。
この記事を読んでいるあなたは、当たり前のように学んでいる歴史を学ぶ理由に興味を持ちました。
つまり、あなたは他とは突き抜けた多角的な視点や冷静な判断力を身につけられる可能性があるのです。
具体例2. 広く浅く色々なことを学べる→やりたいことを見つけやすい
二つ目は広く浅く色々なことを学べることです。
あなたは
と悩んでいませんか?
本当にやりたいことを見つける最善の方法は、色々なことをそれなりの期間本気でやってみることです。
決して椅子に座ってあれこれと考えることではありません。
しかし、中学生や高校生だと関われる人や行ける場所、使えるお金も限られていますよね。
必然的に、色々なことにチャレンジする機会は限られます。
ただ、限られているのは確かですが、チャンスはいくつもあります。
例えば、歴史を本気で頑張るというのは色々なことに触れる一つのチャンスですよ。
なぜなら、学校の歴史では日本史も世界史も
- 古代、中世、近代などの色々な時代
- 色々な地域
- 政治体制
- 文化
- 宗教
という風に学んでいきますよね。
つまり、色々なことをまんべんなく学べるということですね。
しかも、それぞれの内容に学校の授業や塾での勉強、宿題やテスト勉強というように、やろうと思えば一生懸命時間をかけることもできます。
また、学校で学んだ中から興味を持った時代や地域、人物についてもっと調べてみるというのも歴史を学ぶ方法ですよ。
今はネットを使えば、歴史をわかりやすく解説した記事や動画はたくさん見つかります。
となると、選択肢はやるかやらないかですね。
しかし、ここまでで
という人もいるかもしれません。
と言いたいですが、それだと無責任ですよね。
そこで、やる気を出すためのヒントをいくつか紹介します。
一つ目のヒントは、授業以外で楽しみながら学ぶ手段を見つけるということです。
やっぱり学校の授業は当たり外れがありますよね。
今この記事を読んでいる人の中にも
という人もいれば、
という人もいるでしょう。
しかし、それ自体は仕方のないことですよ。
どんなに優秀な先生の授業でも、その授業が合わない人は絶対にいるはずです。
だからこそ、先生の当たり外れにあなたの歴史の対するやる気を連動させてはいけません。
そのためにも授業以外でも楽しみながら学ぶ手段を見つけるべきです。
そこで、私のオススメの学ぶ手段を3つ紹介します。
一つ目は一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書を読んでみることですよ。
この本は公立高校教師の方の本で、世界史を独自の構成で流れをつかみやすくしているのが特徴です。
図も多いし、文章も読みやすいので、普段あまり本を読まない人にもおすすめですよ。
この本については
世界史が苦手な高校生におすすめの参考書【これで決まり】
続きを見る
という記事で詳しく解説しています。
次に紹介するのはオンラインで見れる授業動画 Try IT(トライイット)です。Try ITは家庭教師のトライが運営している無料のサービスですよ。
企業が運営しているサービスでは珍しい無料で授業動画が見れるサービスですし、もちろん内容もハイクオリティです。
あと、ありがたいのは特定の単元だけをピンポイントで勉強するときも動画を探しやすいという点ですね。
例えば、ローマ帝国の文化だけを勉強したいときにも、その動画を探しやすいサイト構成になっています。
そういうこともあって、学校の予習復習やテスト直前に確認するときも便利ですよ。
三つ目は学校の世界史とは少し脱線するのですが、歴史をもっと身近に感じられて教養も身につくYouTuberを紹介します。
そのYouTuberというのは世界の問題をテーマに発信している原寛太さんですよ。
原寛太さんというのはフリーランスで国際協力をしている方です。
どんな世界の問題について解説しているかというと
- 国連の問題
- 戦争が世界からなくならない理由
- 紛争鉱物
- 難民や移民
- 世界や日本の貧困
などですよ。
他にはボランティアやNPOやNGOなど国際協力についても発信されてます。
私のオススメの動画は
です。
と誰もが疑問に思ったことがあるでしょう。
この動画ではアフリカが貧しくなった理由を歴史はもちろん、政治・経済などの視点から解説しています。
歴史のパートは高校の世界史で習う内容がベースとなっています。
なので、
と実感しやすいでしょう。
二つ目は学びの習慣化です。どんなに楽しみながら学べても、やる気というのは高低差がありますよね。
だからこそ、朝少し早めに起きてすぐ勉強を〇〇分するや、家に帰ってきてすぐ机に座って勉強するという風に習慣化すべきなのです。
もちろん無理のない範囲で毎日行えるような習慣にするのは大事です。
習慣化は初めてすぐは大変ですが、続けていくと、まるで朝起きて顔を洗うぐらい簡単にできるようになりますよ。
三つ目は結果を出すことです。やっぱりどんなに楽しくても、結果が出ないとつまらないですよね。
例えば、ゲームでどんなに時間をかけてプレイしても、全く先に進めなかったら、ゲーム機を放り投げたくなりますよね。
やっぱりどんなに頑張っても勝てないゲームはつまらないのです。
それと同じで、頑張って勉強しても、テストの点や成績が全く上がらないとつまらないですよ。
やっぱりせっかくやるからには、より良い結果を出したいですよね。
そのためにはさっき紹介した楽しみながら学ぶ手段を見つけつつ学習を習慣化することが大事です。
心配しなくても大丈夫ですよ。勉強して良い結果が出れば、もっと勉強が楽しくなります。
歴史を本気で学べば、成績が上がるし、学ぶことも楽しくなる。さらには本当にやりたいことを見つけるヒントも見つかる。
こんな恩恵をあまりお金をかけずに得られるのはお得ですよね。
具体例3 今とつながっていると実感できる
最後は今とつながっているという実感を与えてくれるということです。
歴史とはさっきも言ったように目に見えないものです。
それもあって
と感じて嫌厭しがちです。
確かに今でも昔の文書や建造物、美術作品や肖像画などはたくさん残っていますよね。
しかし、歴史上の人物に実際に会ったり、歴史上の出来事を実際に見ることは不可能です。だから、歴史というのはなんとなく難しそうで遠いものと感じるかもしれません。
それでも、歴史上の人物の失敗談や苦労、人々が世の中を変えようと立ち上がっていく様子を知ると親近感がわいたりします。
また、今の社会があるのは先人たちが、社会をもっとよくしようと頑張ってくれたおかげとも言えます。
例えば、昔は今と違って
- 飢餓のリスクと隣り合わせ
- 生まれた環境でほぼ全てが決まる身分格差
- 圧倒的なまでのジェンダー不平等
- 連絡手段や交通手段が限られている
- 本が高価だった
- 限られた人しか政治に参加できなかった
という風に困ったことや不便なこともたくさんありました。
もちろん今も世界中のすべての人がこのような問題と無縁だとは限りません。今もさっき挙げた中の問題に苦しんでいる人々もまだまだいます。
しかし、これらは過去の人や現在、社会をより良くしようと頑張ってる人々によって徐々に解決しつつあります。
今のより快適な社会があるのはこれまで多くの人が社会を変えようとしてきたからであることに感謝ですね。
それと同時に、人にはどう頑張っても変えられないような状況でも、変えることが出来る可能性がある。歴史で学ぶ事柄はそういった希望を持たせてくれます。
普段の生活や世の中というのは悲しいことや理不尽なことばかりですよね。希望や未来を見失うこともあるでしょう。
歴史を学び、偉人はもちろん、名もない人たちが立ち上がって社会を変えていく様子を追体験する。
そうすると、「それでも世の中捨てたもんじゃない」ということに気付かされます。
今の言語や宗教、文化も歴史の世界とつながっていると感じると、あらゆるものは歴史でできているともいえます。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はなぜ歴史を学ぶのかについてと、具体的なメリットを3つ紹介しました。
今回の記事の内容をまとめると
今回のまとめ
- 歴史を学ぶ理由は歴史とは良くも悪くも人々に多大な影響を与え続けているものだから
- 歴史というのは人々の生き方を大きく変える思想を生み出すもの→歴史を軽視する=思想を軽視する
- 歴史は客観的に物事を見るのに役立つ
- 歴史は広く浅く色々なことを学べるのでやりたいこと探しのヒントになる
- 歴史を学ぶと歴史が今とつながっていることが実感できる→先人への感謝や未来への希望を抱かせてくれる
という感じです。
歴史という科目は
- 年号や語句を暗記する科目
- 何のために学習するかわからない科目
と思われがちです。
しかし、自分の軸を持って本当にしたいことができる人生を手に入れるには必要ですよ。
私が思う歴史の先生の役割は生徒に歴史を好きにさせて、自然と学ぼうという気持ちにさせてくれる人です。
とはいっても、出会う全ての先生がそんな先生とは限らないですよね。
しかし、授業以外でも楽しく学ぶ手段を見つけられれば人生変わります。
今回紹介したオススメの学ぶ手段を是非試してみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。