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第1次世界大戦をわかりやすく解説【世界史が苦手な人もわかる】

第1次世界大戦 アイキャッチ

皆さんこんにちはルリアゲハです。

 

あなたは今

アンバー
今世界史で第一次世界大戦を勉強してるけど、複雑でなぜ戦争が始まったかやどんな戦争だったかよくわからない…

と悩んでいませんか。

 

確かに第一次世界大戦って複雑でわかりにくいですよね。

そんなあなたも大丈夫ですよ。

この記事を読めば

この記事で分かること

  • 第一次世界大戦ってどんな戦争だったのか
  • なぜ戦争は起こったのか
  • 同盟国と協商国(連合国)という構造の背景
  • ヨーロッパの火薬庫 バルカン半島とはどういうことか?
  • 第一次世界大戦が始まってドイツはどう動いたか?
  • 無制限潜水艦作戦について
  • 対戦の転機 イタリアの裏切りとアメリカの参戦
  • 戦争はどう終わったのか
  • 戦争後のヨーロッパ・アメリカ

についてわかります。

 

私は現役の高校生で、世界史の定期テストでも80点台、90点台を取り続けています

しかし、学習法を工夫する前は、60点から70点前半をウロウロしていました

だからこそ、私がこの記事でする解説は世界史が苦手な人でも分かるということを徹底しています。

なので、この記事はあなたの役に立つでしょう。

 

また、この記事は以下に一つでも当てはまる人におすすめですよ。

こんな方におすすめ

  • 世界史が苦手な人
  • 定期テストで80点・90点を狙いたい人
  • 勉強が超苦手な人
  • 今の世界史の授業が楽しくない人
  • 受験で良い点を取りたい人
  • 世界史の近代史が複雑で苦手な人

ルリアゲハのプロフィール

 

プロフィール

【プロフィール】自分を変える勇気を情報発信で高校生に与える高校生ブロガー

そもそも第一次世界大戦ってどんな戦争だった?【戦争の常識を変えた戦争】

第一次世界大戦というのは一体どんな戦争だったのでしょうか?

一言でいうと、

今までの戦争の常識を覆した初めての世界大戦

ですよ。

 

そして、ドイツがボコボコにやられ、アメリカが世界の中心となるきっかけを作った戦争でもあります。

 

しかし、今までの戦争の常識を覆した戦争というのは一体どういうことなのでしょうか?

 

今まで戦争といえば以下のようなものを指しました。

基本的に1対1の国家同士で戦い、どっちかが圧勝して何年もかからずに終わるもの。

さらに、被害を受けるのは軍人のような戦地に行く人だけで、民間人は巻き込まれなかった。

 

つまり、当時の人はまさか第一次世界大戦が自分たちの知る戦争とは全く違うとは思いもよらなかったのです。

はてな

第一次世界大戦ではヨーロッパを主戦場に同盟国連合国(協商国ともいいます)という勢力が戦います。

 

しかし、同盟国は4カ国ほどでしたが、連合国は数十もの国が参加しました。

明らかに今までの戦争とは違いますよね。

 

他に今までとは違う点として

違う点

  • それぞれの国が戦争に全力を注ぐ総力戦
  • 社会的地位も考え方もバラバラな国民が協力する挙国一致体制
  • 戦車や航空機、潜水艦、毒ガスなどの新兵器の使用
  • 戦争の長期化によって女性が外で働くようになった(兵器工場など)

が挙げられます。

なぜ第一次世界大戦は起こった?

アンバー
第一次世界大戦が今までの戦争の常識を覆した戦争だとわかった。

でも、なぜ第一次世界大戦は起こったの?

ジェード
バルカン半島はヨーロッパの火薬庫サライェヴォ事件という言葉は知っているけど、具体的な流れがわからない…

という人も多いでしょう。

かつての私もそうでした。

 

第一次世界大戦は分かりやすく言うと、

ヨーロッパでの大国の対立とバルカン半島でのゴタゴタが複雑に絡まって始まった戦争

という感じです。

もっと正確に言うと、ヨーロッパの大国たちが、口々に

我々は〇〇人だ!

と主張するバルカン半島の諸民族に口を挟んだ。

その結果、同盟国対連合国という構図がバルカン半島に持ち込まれて2つの問題がくっついたのです。

絡まる

でも2つの問題があったと言ってもよくわかりませんよね。

詳しく見ていきましょう。

連合国と同盟国の対立 きっかけはドイツの攻めの皇帝

一つ目のヨーロッパの問題は連合国と同盟国の対立です。

連合国はドイツを嫌うイギリス・フランス・ロシアのグループ(この時は三国協商)。

同盟国ドイツ・オーストリア・イタリアの仲良し三人組(この時は三国同盟)という感じでした。

 

なぜこんな対立が起こったのでしょうか?

 

きっかけはドイツの新しい皇帝の暴走ですよ。

今までドイツはビスマルク体制によってヨーロッパの平和を保っていました

ビスマルク体制

ドイツの宰相ビスマルクが近隣の国々と同盟や条約を結び、何とか戦争を回避していたのです

ビスマルクは皇帝のヴィルヘルム1世ドイツ帝国を立ち上げた超有名な宰相ですよね。

 

しかし、新しい皇帝ヴィルヘルム2世が即位して一変します。

ヴィルヘルム2世は

「今のドイツの外交は臆病すぎる!もっと海外の植民地を手に入れるべきだ!それにビスマルクに手柄を横取りされているのも気に入らない!」

という風にしてビスマルクを引退させ、世界政策という攻めの外交を行っていきます。

行動する

そんなドイツの一変をイギリス・フランス・ロシアは恐れました。

 

その結果

露仏同盟 ロシアとフランス

英仏協商 イギリスとフランス

英露協商 イギリスとロシア

が結ばれ、三国協商(後の連合国)となっていきました。

 

その結果、連合国と同盟国の対立は生まれ、いつ戦争が起こってもおかしくない状態になりました。

バルカン半島での大国も絡んだゴタゴタ

さらに、ヨーロッパのバルカン半島でもゴタゴタが起きていました。

 

もともとバルカン半島は狭い土地にセルビア人、ルーマニア人、ギリシア人、ブルガリア人という風にたくさんの民族が密集した地域でした。

 

そこに、ロシアとオーストリアが介入してきます。

まずオーストリアはバルカン半島のボスニア・ヘルツェゴヴィナを併合します。

 

これに不満を持ったのは他のバルカン半島の諸民族でした。

俺たちのバルカン半島にのこのこと入ってきやがって!

という感じで不満を持ちます。

 

それに対抗したのはロシアです。バルカン半島のリーダー格のセルビアを中心に4国のバルカン同盟を結成させます。

そしてバルカン同盟が2度の戦争を仕掛けることとなりますよ。

第一次バルカン戦争と第二次バルカン戦争ですね。

 

一回目はオスマン帝国から領土を取り戻すために行われ、領土回復に成功しました。

しかし、オスマン帝国からぶん取った領土の分配でバルカン同盟が揉めます。

最終的には第二次バルカン戦争が起こったのです。

2回のバルカン戦争でボロ負けしたのはオスマン帝国とバルカン同盟の一員ブルガリアです。

 

どっちも戦争のせいで不利な立場となり、ロシアの敵であるドイツ寄りとなりますよ。

 

狭いバルカン半島にロシア寄りの国々とドイツ寄りの国々がある

さらにはオーストリアも介入してきた。

元々対立していた大国同士が、バルカン半島のゴタゴタで更に仲悪くなってしまいます。

 

となると、バルカン半島のゴタゴタ=大戦の火種ともいえますよね。

だから、バルカン半島=ヨーロッパの火薬庫と言われるのです。

ヨーロッパの2つの問題が爆発! サライェヴォ事件

ついにヨーロッパの2つの問題が爆発します。

立ち上がって社会を変えていく人

それがサライェヴォ事件ですね。

 

事件を一言で表すと

ボスニアの首都、サライェヴォに訪問したオーストリア帝位継承者夫妻がセルビア人の青年に暗殺される事件

です。

ボスニアというのはヘルツェゴビナとともにオーストリアに併合された地域ですよね。

 

だから、バルカン半島のリーダー格セルビアにとっては、オーストリア帝位継承者夫妻が土足でバルカン半島に入ってくるのは気に入りませんでした。

だから、セルビア人が事件の犯人だったのです。

 

もちろん自国の皇位継承者を殺されたオーストリアはブチギレますよね。

おい、セルビア!お前は許さない!戦争だ!

という風にして戦争は始まりました。

 

さらに、バルカン半島に介入していたロシアやドイツ、さらにはドイツやオーストリアと対立するフランスも参戦します。

 

このようにして第一次世界大戦は始まりました。

第1次世界大戦の経過 【なかなか決着がつかない!】

ベルギーへの中立侵犯 短期決戦を狙うドイツ

そうして始まった第一次世界大戦。

 

しかし、ドイツや同盟国側にとっては不利な状況でした。

 

というのも、地理的にドイツは敵国に挟まれていたからです。

この地図を見ると、西からはフランス、東からはロシアが攻めてきますよね

そうすると軍隊を東と西に分けなければいけません。

 

西に全力を注ぐと東から敵が押し寄せる。

逆に、東に戦力を集中させると、今度は西が危ないという最悪の状態でした。

 

ここで一つ考えてほしいことが一つあります。

あなたがドイツだったらどうしますか?

 

そうですよね。一刻も早く西か東の敵をすべて倒しますよね。そうすれば、敵の包囲から抜けられます。

イツは西のフランスを先に倒そうと考えました。

少しでも早くフランスのパリを占領すれば、敵の攻撃は止まる

と考えたドイツはやってはいけないことをします。

 

なんとパリへショートカットするために中立国のベルギーへ軍隊を侵入させました

そう、ドイツからパリに行くにはベルギーを通ったほうが早いのです。

 

ベルギーから見れば、

「中立国だから戦争には一切関わらない!」

と宣言していたのに、いきなり外国の軍隊が入ってきたという感じですね。

 

もちろん、中立国への侵入なんてルール違反ですから、国際的にドイツは反感を買います。

禁止

その結果、三国協商の中で唯一参戦していなかったイギリスがドイツに敵対しました。

つまり、ドイツの短期決戦は状況を良くするばかりか逆に悪化させたということですね。

フランスとの泥沼の戦い

ドイツ軍はベルギーに侵入後、フランスへ侵攻します。

 

そして、フランスと衝突しマルヌの戦いが起こりました。

ドイツ軍はマルヌの戦いでは敗北しますが、その後の戦いでは一進一退を繰り返します。

 

前のパートで解説した、戦車、航空機、毒ガスなど最新の兵器も使用されますよ。

最新の兵器

そうして、多数の犠牲者を出しながら、決着のつかない泥沼の戦いは続きます。

ロシアとも一進一退

さらに、ドイツは東から侵攻するロシアとも戦う必要がありました。

ドイツは最初のロシアとの戦い タンネンベルクの戦いには勝利します。

 

その後、ドイツはロシアへ進軍していきますが、フランス同様なかなか決着が付きません。

 

このようにして第一次世界大戦は泥沼状態が続きます

これが今までの戦争の常識を覆した長期戦ですね。

大戦の転機 【イタリアの裏切り・アメリカの参戦・ロシア離脱】

しかし、ずっと決着がつかなかった第一次世界大戦が動き始めます。

 

そのきっかけがアメリカの参戦、さらには、イタリアの連合国側への参戦・ロシア離脱でした。

イタリアの裏切り

イタリアは同盟国の原型となった三国同盟側でした。

しかし、今まで戦争に参戦していませんでしたよね。

 

正直、イタリアにとっては未回収のイタリアを手に入れることが最優先でした。

 

アンバー
未回収のイタリアというのは一体何だったっけ?

という人もいるでしょう。

 

未回収のイタリアというのはイタリア領でないけどイタリア人が多く住む地域のことです。

未回収のイタリアという地域はオーストリアが持っていました

 

イタリアは早く未回収のイタリアを手に入れたいですよね。

そこに

連合国側のイギリス・フランス・ロシアはある取引を持ち出しました。

取引の内容は

「同盟を結んでいたドイツやオーストリアを裏切り、連合国側として参戦しないか?そうすれば、戦争終結後未回収のイタリアはあげるよ。」

という内容ですね。

もちろんイタリアは条件を呑み、連合国として参戦します

アメリカの参戦

もともとアメリカはヨーロッパの第一次世界大戦に介入する気はありませんでした。

 

しかし、ドイツの血迷った海上作戦、無制限潜水艦作戦の被害により連合国に加わるこ

とになります。

 

ジェード
ドイツの無制限潜水艦作戦でアメリカが被害を受けた?どういうこと?

と思ったかもしれません。

 

そもそも、ドイツの無制限潜水艦作戦というのは

「俺の指定する海域以外を通った船は全てドイツ軍の潜水艦で沈没させるよ!味方の船?敵の船?中立国の船?そんなの知ったこっちゃない!」

というドイツの作戦です。

本当に血迷った作戦としか言えないですね。

 

しかし、この作戦による悲劇は実際に起こります。

 

中立国アメリカの民間人100人以上が乗った船が、この作戦で沈められてしまいました。

もちろん国民が犠牲になったアメリカはドイツに対してブチギレます。

アメリカ、連合国側として参戦ですね。

 

経済的にも発展していたアメリカを敵に回したドイツと同盟国側は、徐々に追い詰められていきました。

圧迫面接

ロシアの大戦離脱

さらにもう一つ戦局の変化が起こりました。

ロシアの突然の戦争離脱です。

イタリアに亡命する学者

ロシアの政府はドイツとブレスト・リトフスク条約を結び単独講和します。

 

しかし、一体なぜロシアは突然戦争から抜けたのでしょうか?

 

その理由はロシアで革命が起きて戦争どころではなかったからです

 

第一次世界大戦の泥沼化で前線の兵士も労働者や農民も

「この戦争はいつまで続くの!?生活が苦しい!もう我慢の限界だ!」

という風に疲弊していました。

荒れ果てた土地

その結果、革命が起きてロシアの皇帝が退位したり、初の社会主義国家ソ連が誕生したりとゴタゴタ続きだったのです。

 

こうなれば、ロシアは対外戦争よりも国家の基盤づくりに取り組みたいですよね

そのようにして、ロシアは先に戦争から離脱しました。

 

ルリアゲハ
もちろん、他の国々の兵士や労働者や農民も終わらない戦争に不満を持っていましたよ。この不満が戦争を終わらせるきっかけとなります。

第一次世界大戦の集結・結果

ついに第1次世界大戦が終結します。

 

しかし、一体どのようにして泥沼の戦いは終わったのでしょうか?

 

一言でいうと、

他の同盟国が離脱し、ドイツ国内で戦争終結を求める暴動が次々と起こったから

ですね。

 

1918年、同盟国のブルガリア・オスマン帝国・オーストリアは次々と降伏しました。

ルリアゲハ
ちなみに、1918年というのは第1次世界大戦が終結した年ですね。

残る同盟国はドイツだけとなりました。

 

その結果、ドイツに

もう我慢の限界だ!味方の国々はどんどん降伏している。だから、ドイツも早く降伏すべきだ!

という声が高まります。

しかし、国はなかなか降伏しようとはしません。

 

そんなとき、ドイツでキール軍港の水兵が暴動を起こします。

そこから、ドイツ各地に暴動は広がり、ドイツ帝国は崩壊しました

最終的に、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世は亡命したので、ドイツ帝国はドイツ共和国となりました。

 

そして、ドイツ共和国は1918年11月11日に休戦条約を結び第一次世界大戦は終結しました

第一次世界大戦後 世界はどうなった?

第一次世界大戦は連合国側の勝利で終わりました。

 

そして、講和条約であるヴェルサイユ条約が結ばれます。

ヴェルサイユ条約は特にドイツにメチャクチャ不利な条約でした。

不安や絶望

例えば、

  • ドイツ軍の軍備縮小・ラインラントの非武装化
  • 膨大な額の賠償金
  • ドイツが多くの領土を失う
  • 植民地を持てない

という感じですね。

 

だから、連合国に優位な世界になっていきます。

具体的に起こった変化は

大戦後の変化

 

  • ドイツは多額の賠償金が課せられた→ドイツはインフレに
  • ヨーロッパの諸民族が支配から独立→新しい国が誕生
  • フランスやロシアなどの大陸のヨーロッパ諸国が荒廃し、復興が遅れ停滞
  • アメリカの台頭→戦争で国土が荒廃せずに、世界の経済の中心に

という感じですよ。

第1次世界大戦後起こったことで大事なのは、イギリスやフランスが戦争での疲弊から衰退

借金をさせている国となったアメリカが世界経済の中心となったということですね。

学生でも大きく稼げる

その後、アメリカの経済力に頼ってヨーロッパは少しずつ復興されていき、つかの間の平和が訪れます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は世界史の第一次世界大戦についてわかりやすく解説しました。

 

内容を簡単にまとめると、

まとめ

  • 第一次世界大戦は戦争の常識を覆した世界大戦→総力戦・長期戦・新兵器
  • 対立したのは連合国と同盟国
  • 戦争の原因は、ドイツがきっかけの同盟国と連合国のいがみ合いと、バルカン半島の列強も絡んだ民族同士のトラブル
  • バルカン半島の諸民族のトラブルと列強の対立が合わさった状況をバルカン半島はヨーロッパの火薬庫という
  • バルカン半島で起きたサライェヴォ事件で、第一次世界大戦は始まった
  • 東西を敵に囲まれたドイツは短期決戦を狙ったが、東西どちらも決着がつかず→戦争の長期化
  • イタリアの連合国参戦・アメリカの参戦・ロシア革命によるロシアの戦争離脱で戦局が動く
  • 最終的には反乱でドイツが内部崩壊し戦争終結→連合国側の勝利
  • 第1次世界大戦の講和条約はヴェルサイユ条約
  • ドイツは多額の賠償金を背負い、厳しい条件を呑まされる→ドイツの経済がピンチになる
  • イギリスやフランスなども長期間の戦争で疲弊し、停滞する
  • アメリカは少ない被害で大戦の勝者になる→世界経済の中心になる

という感じですね。

 

今回の内容をもとにあなたの目指す目標に向かって頑張りましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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