皆さんこんにちはルリアゲハです。
あなたは夢をかなえるゾウという本を知っているでしょうか?
夢をかなえるゾウは有名な小説形式の自己啓発本です。
2,3、4巻という感じで続編も複数出ているぐらい人気の本でもありますよ。有名なYouTuberの方などもよく紹介しています。
でも、今この記事を読んでいるあなたならきっと知っていますよね。
ではもう一つ質問です。
あなたは夢をかなえるゾウを一度でも読んだことがあるでしょうか?
という人も結構いるかもしれません。
そこで今回は、夢をかなえるゾウのあらすじ・本のなかで出てくるいくつかの教えについてわかりやすく解説します。
もちろんただ本を要約してまとめるだけだと味気ないですから、高校生ブロガーである私自身の言葉で解説していますよ。
既にこの本を紹介しているのは、社会人に向けた社会人のYouTuberやブロガーが多いでしょう。
中学生や高校生、大学生がこの本について解説していることは少ないですよね。
なので、既存の夢をかなえるゾウの解説とはまた違った発見があるでしょう。
この記事で学べること
- 夢をかなえるゾウはどんな本でどんな作者が書いた本なのか
- 夢をかなえるゾウのあらすじ
- どんな人に特におすすめなのか
- なぜおすすめするのか
- 本の中の教えを二つ
※今回の記事では、まだ読んでないあなたに本を読む楽しみを残すためにも、ネタバレっぽいことは伏せて解説していきます。
詳しいプロフィール
【プロフィール】自分を変える勇気を情報発信で高校生に与える高校生ブロガー
目次
夢をかなえるゾウってどんな本?どんな人におすすめ?
夢をかなえるゾウというのは2007年に飛鳥新社から出版された水野敬也さんの本です。
本自体は2021年9月現在第4弾まであるぐらい人気作ですよ。
続編のタイトルは
- 夢を叶えるゾウ2 ガネーシャと貧乏神
- 夢を叶えるゾウ3 ブラックガネーシャの教え
- 夢を叶えるゾウ4 ガネーシャと死神
です。
一巻ごとでストーリーが完結しているのが一番の理由です。
やっぱり小説はシリーズとして話が続いているほうがシリーズとしてどっぷりハマりますね。
ちなみに、1から3巻まで読みました。(2巻も3巻もガネーシャは登場しますが、別の人が主人公です。)
また、夢を叶えるゾウはAudibleバージョンも有るようですよ。
ここまで夢をかなえるゾウについて色々説明してきましたが
という風に思ったかもしれません。
夢をかなえるゾウを一言で表すと、
小説と自己啓発本(ビジネス本)の良いとこ取りをした本
です。
つまり、普段小説をよく読む人にも、自己啓発本をよく読む人にも刺さる一冊となっていますよ。
普段小説を読んでいる人は、読み慣れた小説で自己啓発本とはどのようなものかを体験できます。
また、よく自己啓発本を読む人は、自己啓発本の本質を表した残酷な真実。
そして、具体的にどうすればいいかを学べますよ。
あらすじ
夢をかなえるゾウを小説と自己啓発本の良いとこ取りをした本と紹介しましたが、肝心のストーリーはどんな感じなのでしょうか?
あらすじを紹介する前にメインキャラを見ていきましょう。
夢をかなえるゾウのメインキャラは普通のサラリーマンの「僕」とガネーシャという神様ですよ。
あらすじはこんな感じです。
サラリーマンの「僕」は、ある日自分の常識とはかけ離れた華やかな世界を目の当たりにしました。
そこで見た輝かしい彼らと、平凡な自分を比べ
と切望した「僕」。
しかし、翌朝目を覚ますと信じられない事が起こっていました。一体何が起こったのでしょうか?
なんとゾウの姿をした不思議な存在が目の前に現れていたのです。その不思議な存在がメインキャラの一人ガネーシャですよ。
ガネーシャは「僕」の変わりたいという願いを聞いて現れたのです。
ガネーシャは、関西弁で自分は世界中のあらゆる偉人を育てた神様だと言い張りました。
どう考えても怪しいですよね。
しかし、「僕」は自分を変えるために、半信半疑ながらガネーシャのトレーニングを受けることになります。
だいたいこんな感じのあらすじですよ。
こんな人におすすめ
夢をかなえるゾウはどんなひとにおすすめなのでしょうか?
普段小説または自己啓発本をよく読んでいる人にももちろんおすすめです。
しかし、私が心からおすすめしたいのは
こんな方におすすめ
- 自己啓発本を読んでいるけど、なにも変わっていないと悩んでいる人
- 周囲の意見に流されて本当に行きたい大学や就職先を選ぶ勇気が持てない人
- 読書感想文を書く本が決まっていない人
です。
しかし、なぜ今挙げた人におすすめなのでしょうか?
答えはシンプルです。
これらの人にとってはきっと耳が痛いだろう名言が頻出するからですよ。
例えば、以下のようなセリフが出てきます。
その場で『今日から変わるんだ』て決めて、めっちゃ頑張ってる未来を想像するの楽やろ。だってそん時は想像しとるだけで、実際は全然頑張ってへんやから。つまりな、意識を変えようとする、というんは、言い方変えたら『逃げ』やねん。
出典:夢をかなえるゾウ 水野敬也 飛鳥新社
意識を変えようとする=逃げというのはかなり辛辣な言葉ですね。
特に
- これから参考書を買ったり、塾に行ったりして成績をあげようと決心したが、何もやらなかった人
- 早起きを習慣化しようとしたが、三日坊主になった人
- ダイエットをしようとしたが続かなかった人
などには耳が痛いセリフだったかもしれません。
確かに自分を変えようと決めた時は、ドーパミンというホルモンが出ます。
そうすると、やる気が満ち溢れ何でもできるように感じますよ。
しかし、ドーパミンというのは幸せになりそうな予感をもたらすものです。決して幸福感はもたらしません。
つまり何が言いたいかというと、努力している未来を想像して幸せな気分になっても、本当の満足感は得られないということです。
それどころか、何もしない自分を正当化する負のループに入ってしまいますよ。
また、本の中に書いている教えは「過去の成功書に書かれているものばかりだ」とも言っています。
何が言いたいかと言うと、本気で人生を変えたいのなら自己啓発本などで知識を得るだけでは不十分だということですよ。
やっぱり行動に移してこそ人生は変わるのですね。
また、
と悩んでいる人に響くものもたくさんあります。
本の中では本当にやりたいことをやるか悩んでいる主人公にこのようなことを言いますよ。
それでもやってみなあかんねん。それやらんかったら、自分、一生隣の芝生は青いままやで。隣の青い芝生見ながら死んでいくんやで。それは嫌やろ?
出典:夢をかなえるゾウ 水野敬也 飛鳥新社
本当にやりたいことの先には良い収入、世間体の良さ、明るい未来なんてないかもしれない。
それでも、本当にやりたいことをやらなければ、妥協した人生を送り続けることになります。
別に本当にやりたいことをして生きることが絶対的な正解ではありません。
最終的に本当にやりたいことをしなくても、日々の生活の中でささやかな幸せを見つけて生きるのも悪くはありません。
しかし、挑戦をしていないうちから、周囲の声やプライドを気にして諦める必要はないと思います。
「いい大学に行ったほうが優秀な人と知り合えて社会的地位も上がる」という意見を真に受けてしまったのです。
しかし、自分が本当に行きたい大学を選ぶ勇気を持てたのは、間違いなくこの本のおかげです。
だからこそ、本当に行きたい大学や就職先を選ぶ勇気が持てないあなたも、一読の価値はあると思いますよ。
ちなみに、一話完結の小説なので、
と悩んでいる学生にもおすすめですよ。
内容的にも自分の体験談や感想を入れやすい本というのもナイスです。
この本をおすすめする理由
しかし、
と思ったかもしれません。
あなたも薄々気づいているでしょう。あるものを手に入れただけで、あなたの人生が180度変わるなんてありえないという真実を。
あるものの例を挙げると、成功者だけが知っている情報や特別な道具などですね。
しかし、できることなら手っ取り早く変わりたいと思うのが人情です。
もちろんそんな都合の良いものはありません。
しかし、そんな方法はないとド正論で突っぱねると説教じみていますよね。
それでは心に響きません。
人は行動しなければ変われませんよね。
しかし、どんな時に行動するのでしょう。
それは自分自身の心が動いた体験をしたときです。
つまり、どんなに正しいことを言われようが全く感動しなければ人は行動に移せません。
この本ではそういった人間の感情を踏まえて、的確に読み手に響く表現を多様しています。
また、物語という形式も読者の心を動かすのに最適な形式ですよ。
同じ内容を相手に伝える時は、ストーリーのほうが相手の印象に残りやすくなります。
身近な例でいうと、友達は大事ということを相手に伝えようと思ったとします。
その時ただ言葉で「友達って~だから大事なんだよ」と言うよりも、友達と協力して苦難を乗り越えるストーリーの漫画を読んでもらうほうが効果的です。
そういう意味では自己啓発本と小説を融合した夢をかなえるゾウは優秀ですよ。
さらに、ガネーシャのギャップのあるキャラも、本の読みやすさを上げるのに一役買っています。
この本の中で色々な教えを説くガネーシャは、決して絵に書いたような聖人君子ではありません。
ガネーシャはヘビースモーカーで、ギャンブルでお金を使い果たしたりするダメなキャラです。
実際に主人公の「僕」も何度も何度もガネーシャに振り回されていますよ。
そういうダメなキャラと言う部分もこの話に親しみを覚えやすい理由なのかもしれません。
ここまでで紹介してきたように
おすすめな理由
- 人間の心理と世の中の真理を的確に突いた言い回し
- ガネーシャの教えが心に響きやすいストーリー形式
- ストーリーに親近感を持ちやすいキャラ
の3つが夢をかなえるゾウがおすすめな理由ですよ。
ガネーシャの教えを2つ紹介
夢を叶えるゾウ1に出てくる教えは全部で29個ありますよ。
ただ、2007年に出版された本なので少し古めの教えはあります。
具体的には、コンビニでお釣りを募金するや求人雑誌を見るなどですね。
今の時代はキャッシュレスで支払う人や、求人情報はネットで集める人も多いでしょう。
しかし、教えに込められた意味は現在でも健在です。
このパートでは私が特に印象に残った教えを二つ解説しますよ。
本当はもっとたくさん解説したいのですが、まだ読んでいない人の楽しみを残すためにも2つだけにします。
その1 一日何かをやめてみる
一つ目は、一日何かをやめてみるです。
あなたは今
と悩んでいませんか?確かに気持ちはわかります。
時間が足りないのなら増やせば良いと言うのはシンプルですよね。
しかし、大事なことを忘れていませんか?
残酷な真実ですが、あなたがどんなに時間がほしいと強く願っても1日が24時間という事実は変わりません。
あなたは今何らかの形であれその24時間を消費していますよね。
今の時間の使い方のままで新しく時間を作るなんて本当に出来るのでしょうか?
答えは言うまでもないですよね。
限界まで本を詰め込んだ本棚に本は入らないですね。時間だって同じですよ。
唯一解決策があるとすれば、教えにもあるように何かを辞めること、あるいは捨てることです。
辞めたり捨てたりする物の例として
やめるもの
- YouTube
- SNS
- テレビ
- ゴロゴロ寝転がる時間
- 自分にとってデメリットの方が大きい人間関係
などが挙げられます。
何かを辞めたり捨てたりするのは、始めることよりも勇気が必要な場合も多いです。
なぜなら、人は得をするよりも何よりも損をしたくないと考える傾向があるからですよ。
例えば、ソシャゲに課金して欲しいキャラが出なかったとします。
この場合あなたはきっぱりと諦めますか?それとも粘りますか?
合理的に考えると、きっぱりと欲しいキャラを諦めるのが賢明です。
しかし、心理的には
「せっかく課金したんだから、元を取りたい!」
という風に出るまで課金したくなりますよね。
ソシャゲの課金に限らず、YouTubeやSNSも出来る限りユーザーに時間とお金を使ってもらおうと多くのエリートたちが知恵を絞った産物です。
エリートたちが人間の心理を突いて依存させようとしたものを、正面から意志の力できっぱり辞めるなんて無謀ですよね。
と疑問に思ったかもしれません。
答えはシンプルです。意志の力が頼れないのなら習慣化したりして行動を変えるしかありません。
例えば、私はブログを書き続けるために
- ソシャゲをするのを完全に辞める
- YouTubeは必ず目的を决めて観る(時間を減らす)
- 必要のない人間関係は一旦隅に置く
などをして行動自体を変えました。
しかし、いきなり完全に辞めるのも難しいですよね。
そう思ったあなたへ具体的なアクションプランを提示します。
今から24時間
- テレビ
- YouTube
- SNS
- ゲーム
のどれか一つを断ってみてください。
個人的におすすめなのはYouTubeかSNSを断つことですね。
理由は今すぐスマホのアプリをアンインストールするという行動が取れるからです。
もちろん新しく時間を作るという観点からも効果絶大です。
さあ、今すぐスマホを手に取って、YouTube、SNSのアプリをアンインストールしましょう。
そうするだけで、あなたがYouTubeやSNSで時間を浪費するリスクを下げられます。
と心配したあなたも大丈夫です。
ブラウザから見れば、少し手間はかかりますが観れますよ。
その2 サービスとして夢を語る
二つ目はサービスとして夢を語るです。
サービスとして夢を語るというのはどういうことなのでしょうか?
簡単に説明すると、自分の欲を満たすためだけではなく、身近な人や見知らぬ人、あるいは社会全体に利益があるカタチで夢を語るということです。
より多くの人に夢を応援してもらえた方が、夢は実現しやすくなりますよ。
特に大きな夢ほど効果絶大です。
しかし、
と思うかもしれません。
それは自分の欲しか満たせないように夢を語っているからなんかダサく見えるのです。
例えば、あなたの夢が大金持ちになることだとします。
と夢を語ったとします。
これだとあなたのことをあまり知らない人は
「好きにすれば」
と思いますよね。(あなたがいつも頑張っていることを知っている身近な人達なら応援してくれるかもしれませんが。)
なぜ応援してもらいにくいかというと、自分のためにしかなっていないからです。
しかし、
もし叶ったら一緒にパーティしよう!
という感じだったら
応援したくなりませんか。
だって、その人と友達だったら、
一緒に豪邸でパーティできたり、一緒に高級車に乗って旅行に行けそうですよね。
サービスとして夢を語るというのはこういう感じです。
しかし、
と思うかもしれません。
そういうあなたも夢を語る機会が訪れます。
それが
- 志望理由書
- 面接
などです。
大学受験などでも形式によっては志望理由書や面接はありますよね。
「何を語れば良いだろう?」
と悩んだときはサービスとして夢を語るという教えを使って見てください。
具体的に言うと、
- 社会全体にメリットがある形で夢を語る
- 面接を受ける組織にメリットがある形で夢を語る
という感じですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は夢をかなえるゾウのあらすじについて解説しました。
今回の内容を簡単にまとめると
こんな方におすすめ
- 夢をかなえるゾウというのは2007年に飛鳥新社から出版された水野敬也さんの本
- 小説と自己啓発本(ビジネス本)の良いとこ取りをしているのが特徴
- サラリーマンの主人公が神を自称するガネーシャと出会って、人生を変えるために教えを受けるストーリー
- 自己啓発本をよく読む人にも小説をよく読む人にもおすすめの本
- 人間の心理と世の中の真理を的確に突いた言い回しとギャップのあるガネーシャのキャラが本の最大の魅力
- ガネーシャの教え1 一日何かを辞めてみる→今から24時間YouTubeかSNSかテレビを辞めてみる
- ガネーシャの教え2 サービスとして夢を語る=相手のためになる形で夢を語る
という感じです。
もちろん夢をかなえるゾウさえ読めば人生が変わるなんて気休めは言えません。
私だってまだまだ人生を変える道半ばです。
しかし、1冊の本によって人生が大幅に変わるというのは、あながち嘘ではないといえるでしょう。
先ほど挙げたように
こんな方におすすめ
- 自己啓発本を読んでいるけど、なにも変わっていないと悩んでいる人
- 周囲の意見に流されて本当に行きたい大学や就職先を選ぶ勇気が持てない人
- 読書感想文を書く本が決まっていない人
- 小説をよく読む人
に一つでも当てはまったあなたは、一度騙されたと思って本を読んでみることをおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。